最近、卵が高くなりましたね。
10個200円台というのも珍しくなくなってきました。
卵の価格は60年間ほぼ変わらなかったことから、
「物価の優等生」なんて言われていましたが、
ここに来ての高騰は目を見張るばかりです。
ちなみに、60年間価格を維持していたのは、
①鶏種の改良・ケージ飼いによる生産性の向上
②飼料原料・配合割合などの研究による飼料効率の向上
③鶏卵場の機械化による大量生産の実現
④流通面での合理化
こんな努力があったからの様です。
昨今の卵の高騰は、②の飼料がロシアのウクライナ侵攻により高騰していることに加え、
鳥インフルエンザにより約1645万羽が殺処分されているというのが原因です。
26道県、81ヶ所で鳥インフルエンザの感染が確認されているらしいので、全国規模ですね。。。
ちなみに、殺処分された1645万羽というのは、日本全体の採卵鶏の約1割にあたるそうです。
「JA全農たまご」の相場情報によると、3月の平均価格は341円(東京、Mサイズ1キロ)で、前年同月の1.7倍で、1993年以降最高値であるということで、卵の供給が落ち着くには、半年以上かかると見られています。
マクドナルドの「てりたま」も販売中止になってしまいましたし、
元にもどるにはまだまだ時間がかかりそうですね。