話題のChatGPTがついに国会で質問に使用されました。
使用したのは、立憲民主党の中谷一馬氏で、
審議中の新型インフルエンザ等対策特別措置法改正案について、
「衆院議員だったら首相にどのような質問をすべきか」
ということを、ChatGPTに質問案を作成させたということです。
それで、出てきたのがこちら。
「地方自治体や医療現場の関係者の意見を十分に反映させているのかどうか。そして、改正法案に対する関係者の反応について教えてください」
とてももっともらしい質問で、これだけ見てしまえば中谷氏はいらないのではないか?と思ってしまいました。
ただ、あまりマスコミが報じていませんが、この答弁には続きがあります。
「生成AIを活用すれば、立法府や行政府の生産性や透明性を著しく向上させられる可能性があるのではないか」
「公開されている議事録(機密情報は除く)や資料を読み込ませて正しい見地からコメントを生成できる対話型AIをリリースできれば、立法府・行政府側の生産性や透明性を飛躍的に向上+国民にとっても分かりやすく、透明性・公正性が高まるのでは」
「立法府・行政府の公開されている情報を学習させた対話型AIの開発を進め、デジタルで効率化しませんか」
という提案や、
「TikTok含むSNSアプリの個人データ取得について把握しているか?」
というような質問があったということです。
ChatGPTを国会でというのはインパクトがあるのはわかりますが、
本質的な部分もきちんと報道してもらいたいですね。